思索記

ものを考える。詩。

反射

世界がつまらないのは 私がつまらないから 世界が灰色なのは 灰色の絵の具しか持っていないから あの人を嫌いであることと あの人がそうであることは関係ない話 豊かであれ 世界を豊かにしたければ。

雪国に生まれたのに 私の身体は土臭く 街を汚して生きている 頼んでもいないのに そっと抱きしめてくれた手 あたたかかったことを憶えている ひとりよがり どこへもいけないまま大人になった

心を豊かにするとはどういうことか。

豊かさとは何か。まず想起されるのは、一面に広がる稲穂だった。夕焼けた空に、果てなく広がる実った稲(稲を育てる場所をなんというのか知らなった。少し調べたがまだわからない。畑とは言わないようだ。田んぼ、だと私のイメージする光景と一致しないのはな…

雨のこと

首の角度を少しだけ上げると 街の隙間にめいっぱいの晴天 こんなにゆっくり雲が流れるのだから 私ももっとゆっくり生きようと思う 先週は雨が続いた 雨雲で暗いのはきらい 傘を持つことも 靴が濡れるのも嫌いだから 簡単に 裏返らないめんこみたい ちょっと…

幸せ

「あかん。泣きそうなくらい幸せや。涙出てくるわ。」 「ーーーなにが?」 「君にはわからんかもしれんけどね、晴れとるやろ?ほんで、街路樹の葉が揺れてる。風が吹いたら寒いし、今、道路を歩いてる。それがわかる。わかるってことが、嬉しくて、苦しいくらい…

いろんな靴を履いているね 履き潰された靴 大事にされた靴 大統領の履いた靴 マイケルジャクソンが履いた靴 僕の靴 白くて固い 駅で電車を待っている 靴 戦争に行った靴 戦争に行っている靴 どんな靴なんやろか いろんな靴があるね 履かないという靴 恋人が…

a

人生は長く、そして短い 身体は重く、そして軽い この世は地獄で、そして天国 私は日の差した家路を歩く 散歩へ向く老人とすれ違って。

SNS疲れ、SNS由来の劣等感等に関して所感

SNS疲れ instagramとか Facebookとか Twitterとか?YouTube、Tiktok、 Note、なんでもいいけど SNS 幸せの共有、より幸福であることの承認 あるいはより不幸であることの もしか、より優れていることの センスのあることの おしゃれであることの? 豊かであ…

がしょーん

がしょーん ビビッ 充電した 充電されないのに こんなに充電してきた 充電されないのに 好きな人ができたんだって。 充電してるね 高校生、フードコートで楽しそう 充電できてんのか?あれ 疲れた顔で、喫煙所 充電できてんのか?それ がしょーん 景色、結構…

ぽ。

ぽ。 ぽ。ぽ。 ぽ? ぽ。 爪楊枝 転がった ROLL OVER BEETHOVEN 茶色 ぽ。

僕は天才になりたかった

僕は天才になりたかった なりたかった。 歳を取って 天才にはなれないことがだんだんとわかってきた でも、僕は確かに天才だった みんなもそうだとわかってきた 僕は今もきっと天才だけど 天才にはなれない みんなもそう ときどき 海を見に行きたくなるのは …

あれって本当にそうかな

あれって本当にそうかな、と思うことが沢山ある。大抵の場合は「やっぱりそうだ」なんて思うわけだけど、そうでないことなんかがあったりすると、はてこれは、と立ち止まってしまう。 * 例えば、クリープハイプの尾崎世界観がiPhoneのメモアプリに書き込んだ…

うずくまり

うずくまり、日の影に 外は怖いところだね 四角い箱に詰められて 私は静かに眠っている 霧が晴れていくように ゆっくりと私は去なくなった 昔の私が書いた手紙は命綱 すんでのところで 窓から赤色の光がさした 今日は安らかに眠る。 2021.2.24 早朝

自分に向き合うために、持つべき視点を考える。

下記は、自身の体験の備忘録であり、告白であり、同じ石に足をひっかけて転げて、痛いしイタい、同胞へ捧げます。 ------------------------------------------- その目的が否定することなら、ただの加害だが、端的に汚さ、弱さを伝えるのは愛だと思う。 「…

溺れる夢

求めているものは、どこにもなかった。 残念ながら。 インターネットは沢山のことを教えてくれるが、そこに、学べることは何もない。 残念ながら。 本を読むと沢山の知識が手に入るが、そこに、私を創り上げるものは何もない。 残念ながら。 私は私の目の玉…

きょう

ろくでなし スーツを着飾って

今の私

今の私、と歌ったのはカネコアヤノだった。 今の私。 今の私に、僕は言葉を当てはめようと思って、10分かそこら、脳みそをもぞもぞとさせながら考えた。 今の私は浅薄な理想家だ。 音のある生活に憧れている。 名古屋で生活した3年と少しの間、その間で2、3…

ビビビ!ではなく じわじわり、やさしい、きれいな

本当に好きだっけ? 俺ってなんなんだっけ 幸せってなんだっけ 何がしたいんだっけ 迷ったら ビビビ!で濁ってる ビビビ!は強い じわじわり、やさしい、おだやかなじわり やさしい、きれいな汚さ

つまらないことに囚われそうになったら

つまらないことに囚われそうになったら いい音楽を聴こう つまらない欲求に手を引かれて 間違えてしまいそうになったら 目と目を合わせて、音楽を聴こう こころきれいに。 20200614 つまらない自分へ

支配されないことで息をする

・嫌われる勇気の課題の分離 ・金持ち父さん、貧乏父さんの感情に支配されないという考え方 ・認知行動療法の「肉体/感情/思考は常に変化し続けている」との前提 ・池田晶子的「考えるとは何か、考える」 「私」が肉体に支配されないとき、ようやく人生が回…

奴隷からの脱却

自然発生する感情の言いなりに行動するのは、目の前ににんじんをぶら下げられた馬が、にんじんを追い求めて走り続けるのと同じ。馬は人参の奴隷になる。 人間にとってのにんじんは欲求と恐怖である。 感情に反応するままに行動するのではなく、「もっと良い…

ありがとうございました!

「ありがとうございました!」 心を込めて言葉を吐くも 届いているのかいないのか 「またお越しくださいませ」 床に落ちた。 汗水をたらそう 爽やかな私を見失わないように

楽しむためには、知らなければならない

1知らないことを知らないことがあることを知り、宇宙の無限を腹に据える。 2それを音楽もとい、人生もとい仕事、実践術として機能させる 3なぜなら生きることとは楽しむことだから。 4知ることは、楽しむための必要条件 ー教養の書/戸田山和久 (1章 たか…

いまここ

いまここ、刹那の連続 連続する刹那の上で洗濯し続けている チャンネルを回す それが私にはできる 過去は私を支配できない 未来の可能性に溺れない いまここ、スポットライトをあてる ダンスを踊る リズムは私が選択する -嫌われる勇気を読んでの備忘録

愛は伝えるもの

頑張ろうと思ったけどうまくいかなかった そうしようと思ったけどできなかった そうだとわかってたらそうしていた そうすべきだとわかっていたけど頑張れなかった そこには確かに愛が BUT私はあなたであなたが私 私は彼で彼女があなたである以上は うまくい…

朝-2

最初から6速にギアが合ってる いつもは重い目蓋が、高速道路に乗り込むように、勢い良く開いた 血潮が氾濫するかのごとく エンジンがフルオートしている 朝だ! 今日は靴ひもを結ばずに出かける

朝-1

重い身体がぶら下がって 僕は赤子にもどる 起き上がることが怖いので 赤子のように声をあげる 世界が目を覚ますことを 窓から差し込む光が告げた 今日は何を食べようか それともこのまま眠ろうか

恥ずかしい思いをしたい

オンラインのライブ 久しぶりの対バン を終えて 自分のことを恥ずかしいと思う感覚を思い出した、すぐに忘れてしまうことも思い出した、思い出したけどまた忘れるんだと思うけど 恥ずかしい思いをしないようにすることの二つのベクトル ライブハウスは、恥ず…

表現でないものなんかない

飲むために飲むお酒とか、飲みゲーとか その時間とか、無駄でしかないと思っていた パズドラとかモンストとか 下らないと思っていた 純文学とか、芸術とか、そーいう感じのもの 難しくてわからないものの方が高尚で 俗物との間には隔たりと優劣が明確にある…

煙草

8cmの憂鬱 小さな発明が火蓋を切って 私は泣いた 苦しいじゃないか 耳鳴りを掻き消す砂嵐が 浅くなっていく私を吸い込んでしまえばいいのに 久しぶりの立直に ついていけなくなったからだ 空だ 憂鬱が息を吹き返した 憂鬱が息を吹き返させた