思索記

ものを考える。詩。

雨のこと

首の角度を少しだけ上げると

 

街の隙間にめいっぱいの晴天

 

こんなにゆっくり雲が流れるのだから

 

私ももっとゆっくり生きようと思う

 

先週は雨が続いた

 

雨雲で暗いのはきらい

 

傘を持つことも

 

靴が濡れるのも嫌いだから

 

簡単に

 

裏返らないめんこみたい

 

ちょっとだけ

 

強く叩かれたらどうしよう

 

私の気持ち

 

いつか雨のことも好きになれるだろか