思索記

ものを考える。詩。

2023-01-01から1年間の記事一覧

人間の文法 - 2 全体像

______________________________ 「人間の文法 - 1 人間の文法とは」はこちら https://syotaro-nakahara-gg.hatenablog.com/entry/2023/08/18/194217 ______________________________ 人生を文章に例えると、時間は段落のように区切りを…

うんこ

望まなくても生まれる 望まれなくても生まれる あんまり生まれてこないと すごく望まれたりもする たまに悪さをする クサイ キタナイ 綺麗なうんこもある 小さすぎても大きすぎても 柔らかすぎても硬すぎてもよくない 丁度いいうんこがいい 調子が悪い日も水…

人間の文法 - 1 人間の文法とは

美しい日本語を話せるようになりたいと思った。聞いていて意味が伝わりやすく、はっきりとしていて、リズムがあり、響きがある。本当は僕は日本語を知らない。識字し口語を扱えるだけでは、日本語が話せることを意味しない。日本語を使用しているのではなく…

約束

「そうだった」と揺り戻される僕の皮膚と、脂肪と、血管と心臓、五臓と六腑が「忘れていたでしょ」と叫んだ。もう何回も裏切っているのに待っていてくれている僕のすべて。遠回りしても死ぬ時にはここにいたい。音楽

束の間の平和

「ふと足元を見ると」と小説の一節にあるもの。カラオケでオールして騒ぐ学生の深夜4:50の虚無。「あの人帰っちゃったのに私今何してるんだろう」。台風の目。ミシンの呼吸。それたちと僕たちの平和、或いは僕の平和。束の間

6月は水無月というらしい

僕の職場の壁にはカレンダーがあって、そこには日本語で月の名前が書かれている。日本語のそれは和風月名と呼ぶらしい。今月は水無月と書かれている。梅雨の時期なのに、どうして水の無い月と呼ぶのか不思議に思った。だから、現代人よろしく簡単に調べられ…

サツキも中盤!JPに泣いた若輩のバカ

やらなければならないことを先に伸ばして三千里、思えば遠くきたもんだ、腹をすかして飯を食らって、ソファをめがけて背面ジャンプ。人生を四半世紀生き伸ばしても、曲線は緩やかに下降していくだけなのかもしれない、そう自らを悲劇に語るおっさんに片足突…

音が起こること

ライブをした。生活が全て出る。また、しょうもない歌も、歌っちまった。しょうもない人生、生きてるカラダ。ライブ中、チューニングはおかしくなってしまった、アンプに繋いだ電気信号が途切れてしまった、けれど、音が起こることはすなわち、自然の中にあ…

遠征記 - TOONICE編 3

______________________________ 遠征記 TOONICE編 1 はこちら https://syotaro-nakahara-gg.hatenablog.com/entry/2023/03/14/023545 遠征記 TOONICE編 2はこちら https://syotaro-nakahara-gg.hatenablog.com/entry/2023/03/15/204137 ____…

遠征記 - TOONICE編 2

______________________________ 遠征記 TOONICE編 1 はこちら https://syotaro-nakahara-gg.hatenablog.com/entry/2023/03/14/023545 ______________________________ 僕の上着にはペットボトルも入るくらいに大きなポケットが、左右に…

遠征記 - TOONICE編 1

TOONICEというライブハウスは高松にあり、今月、僕はそこでライブをした。高松は四国で香川だとは知っていたけれど、四国のどこで(右上、右下、左上、左下のどこかだ!)、どんなところなのかはよく知らなかった。僕は兵庫県より西に行ったことがなく、中国、…

別れ

「春になれば、桜が咲くから」 うつむいたまま、君をそう言ったね。 僕は 「そうだね」 としか、言えなかった。

斜めから見たら手前側の上の下、 明るい白灯のそのねもと、 ひっそりと影はそこにいる スイッチ押すと、簡単に消える 光のあとをついて、影も消えてしまうような気がするけれど、 本当に消えているかは、わからない 100円玉の裏側みたい その影はきれいなグ…

右側

身体の中心に真っ直ぐ線を引いたら、 その右側と左側できっと全然違っている 2次元人は食べたもの口から出すしかないんだって。 身体の中心に真っ直ぐ線を引いたら 簡単にスイッチ、押すだけ ペコペコと切り替わるようになった 難しいことは左側に 気持ちい…

気合を入れたらきっと

うだつの上がらない休日の始まりは、いつものことだ、と、いつからか考えなくなってしまった。何時に起きて、何をして、何を食べて、今に至るのか、わからない日が続いている。お腹が空いたので、冷蔵庫や戸棚を開け閉めしたが、手頃な食事が見当たらず、と…

てくてく

お母さんがすこし先を歩くから、私は早足で追いかけた。影が変な方向に伸びることがおかしくて、気になったのだけれど、お母さんの背中が遠くて、あきらめた。大人になったら、考えることにする。

鏡を見ることが少なくなった。スマートフォンばかり見ている。良い加減にしたい。音のある生活はどこへ行ったのか!どこへも行ってはいないのさ、ここにある。幸せの四葉のクローバー、種子はいつでも降り注いでいるのだが、育つ準備をしているものの、その…

Hey!

Hey! 三つ葉 の クローバー 校庭からすこし離れたところ 友達がネズミの、死骸で、笑ってた よ ヘイ、ヘイ 夕暮れには蜘蛛が 蟻が、ゆるりぞろりぬるりと 持って行ってしまうだろうから 大丈夫 コジマの電気が付く瞬間を 見逃さないようにしようね ヘヘイヘイ

25歳

早生まれだから、同級生に追いつくのが少し遅い。私もようやく25歳になった。「私」と自称することに違和感がある。大人ぶってるみたいで気持ちわりー。少し前はそんなことなかった気がするのにな。精神が後退している。「精神が後退している」の馬鹿っぽさ…