思索記

ものを考える。詩。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

能力評価的生き方の不安定性を考える

ボーッとタバコを吸いながら、あらゆる面において自分よりも優れている人間が目の前にいたら、という突飛な考えが浮かんですごく嫌な気持ちになった。 以下の人物を想像してみてほしい。 「自分の得意だと思っていること、考えることかもしれないし、コミュ…

「告白/町田康」読後感

「告白/町田康」は 名古屋で人に勧められて 読もうと思って買って、 それから読まずに放っておいた。 が、今日読んだ。所感を書いておきたいので書く次第。 本の内容について多少なり触れるので 全く新しく読みたいと思っている人は 自分で読んでから戻って…

27歳で死ぬ、を考える

ロックスターは27歳で死ぬらしい 27歳で死なば、ロックスターではない さて、早く死ぬというのはなにか 英雄的な魅力があるようで 「太く短くがいいじゃんか」と口ぶいて 勝手振る舞うを良しとする人もいた かくいう僕も ロックスター、とか、抽象的で掴みど…

「脳はなにかと言い訳をする/池谷裕二」読後感

中学か、高校時代に、「脳の仕組みと科学的勉強法」という本を読んだ。 科学的な見地から、学習するとはどういうことか、どうすれば効果的な学習ができるか。 テストで点数が取れないのは、頭が悪いからなのか? 記憶するとは、どういうことか。 などについ…

言葉、という限られた世界

言葉とは何か、というと 頭の中に浮かんでいるイメージに 名前をつけたもの、だと思う 絵をポンと、書くだけで 言葉よりもたくさん伝わることがある 涙を浮かべて笑う方が 言葉よりたくさん伝わることがある だから、言葉が表現できることは 思っているより…

何もしたくない、を考える

今日も何もしたくない。 尾てい骨の付け根から 背骨を貫いて 怠惰が、 諦めが、 逃避と、 不摂生が、 脳みそまで。 実際に、尾てい骨のあたりに 力が入らないような感覚があって そこから気力やら何やら 僕を僕たらしめるエネルギーみたいなものが 抜け落ち…

つまらない、を考える

つまらない、と感じることが多い 端的に怠慢だと自覚している ツマラナイとは 状況に対して「満たされない = 不満」を抱えている状態のことである。 「なんか、つまんないなぁ」 というとき その原因が自分にあることを忘れてしまう。 「満たされない」とい…

情を考える

前項の文章(https://syotaro-nakahara-gg.hatenablog.com/entry/2019/10/12/075857)は大分めちゃくちゃだった。 何が言いたかったかというと、 楽な生活、苦労ばかりの生活 どちらも同じことで 幸せとは本質的に関係しない。 ということだ。 幸せは情だ、 と…

生産性を考える

理屈などは、 結局本質に成り得ないのである 情の波こそ何よりも大切にすべきで そのアンテナを磨くこと 社会が仕組み化するほど 生活は楽になった 歯車をこさえて、上手に組み上げることが、 生活を楽にすることが、幸せなんだと 宗教にように信じている 楽…

眠れない夜を考える

眠れない夜とは 文字の通りの意味でも使うが もう少し拡張することができて いわゆる「夜」という時間軸に無くとも、 眠れない夜と表現できる場合がある。 眠れない、という用言と結びつき 「眠れない夜」という句になっていると 夜という言葉を含みながら、…