思索記

ものを考える。詩。

何もしたくない、を考える

今日も何もしたくない。

 

尾てい骨の付け根から

背骨を貫いて

怠惰が、

諦めが、

逃避と、

不摂生が、

脳みそまで。

 

実際に、尾てい骨のあたりに

力が入らないような感覚があって

そこから気力やら何やら

僕を僕たらしめるエネルギーみたいなものが

抜け落ちていってしまっているようで

 

何もしたくない。

 

「何もしたくない」が

頼んでもないのに

定期的にやってくる

 

「広告・勧誘お断り」

のノリで

「憂鬱・無気力お断り」

と、オデコに貼っておこうかしら

 

何もしたくないときなんか、

何もしなければいいんだけど

 

何かしなくちゃならないと思うのか、

何もしないのはいけないことだと思うのか、

 

素直になれない。

 

やる気とか

モチベーションとか

鬱とか

無気力とか

 

探せばいくらだって

原因と結果

対処法に改善策

 

教えてもらえるいい時代

Googleサマサマ、あーいい時代です

 

だけど、やってくる

何もしたくない、がやってくる

 

「アハハハハ、大丈夫だよ」

と声かかるのを待っている

それがなくては助からないと思っている

 

良くないナァ、と思う

 

何もしたくないのではない!

身体と心がチグハグなだけだよ

 

散歩にでも行ったらどうか、と

話してくれる人に感謝

 

自分で自分を取り戻す力をつけていきたい

 

誰かに

「散歩でも行ったらどうか」

と言ってあげられるように